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李義翘:出会い――つながる私とやまなし


21 December 2015 | By 李義翘 | SISU

私が最初に彼に出会ったのは、三年前の冬でした。それは、上海から東京に向かう機内でのこと。窓側に座る私がぼんやりしていたところに、彼の真っ白なスーツが眼に映っていました。一目惚れをしたといっても過言ではありません。「もう一度あいたい!」と願い始めたのも、あのころのことだったでしょう。

二年前の夏、東京に見学に行った時、私は再び彼に会いました。彼は、一年前と代わらずに寡黙で、まっすぐな姿でいました。こんがりと焼けた素肌をさらけ出して、冬のころよりもっと生き生きと見えました。私たちは遠く離れていたので、話すことができませんでした。たぶん、彼と会えるのは、これで最後になるのではないかと思いました。

思いがけず、三回目の出会いがやってきました。先月の週末に、大学の友人たちと一緒にバスツアーに参加した時のこと。バスの中でガイドさんがふと、彼について語り始めたのです。すると、「見えたぞ」誰かが興奮気味に声を上げ、皆は窓の外に目をやり彼の姿を見ようとしました。私は突然の再会に興奮を抑えきれず、目線を遠くに向け、彼の姿を探しました。連なる山々の向こうに、彼が聳え立ち、まるで私を待っているかのよう。まだ11月なので、頭だけが冬に覆われている彼は、帽子をかぶっているようで、妙にかわいらしかったのです。「きれいきれい」と先を争って彼の姿をカメラに収める皆を見て私は、「あなたたちには、私の恋心なんてわからないよね」と嫉妬していました。

バスで彼に近づいていけば行くほど、私はドキドキして落着きませんでした。彼の傍に行きたい、この三年間に渡った恋心を彼に語りたいと、強く思いました。

やっと彼の傍に着きました。バスから降りて、その地を踏んだ瞬間、全身に衝撃を走りました。圧倒的な存在感に、自然と手を合わせたくなるほどでした。果てしなく広がる雲海が麓の風景を遮る一方で、雲海と空の境から覗く夕日と対面した瞬間、目も心も奪われてしまいました。寒さが骨まで染みこむように、彼の神聖さも私の心の奥まで染み渡ってきました。その時、自分の小ささを思い、恋心も嫉妬心も、一切忘れてしまいました。

時間が迫ってきて、寒さでぶるぶると震えましたが、彼と離れたくありませんでした。恋しい彼に一度でも触れたいと強く願ったからこそ、ここまで来たものの、いざそばに来たら、ここにいるだけでもありがたいという気持ちに包まれた私は、無我夢中に、ただただ、富士山の雄大さに飛び込みたかったのです。

富士山は私の「恋人」であることに変わりはありません。しかし、皆の「恋人」でもあるということをはじめて認識しました。富士山は登るための山でもなく、仰ぎ見るための山でもない。麓まで近づかなくても、ただそこにいるだけで有りがたいのです。

これから彼と会うことはできないかもしれませんが、皆さんと同じく、彼への恋、彼とのつながりは、いつまでも変わることなく、続いていくのでしょう。

賞状と賞品……

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なんと!お米10キロ!

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