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「狂ってる!」年賀状ならぬ「ねぎま状」


30 January 2026 | By 宣陸宸 | SISU

2026年の年始、日本のSNSやメディアで話題となったのが、大阪市の企画会社「人間」が制作した、年賀状ならぬ「ねぎま状」である。この焼き鳥のねぎまを模した串に刺さっているのは、「ねぎましておめでとうございます」と書かれた小さなはがきで、表面には焼き目やつやが施されている。写真だけを見ると、実際の焼き鳥と見間違えそうになるほど、細部まで丁寧に作られている。

この年賀状は、単に奇抜さを追求したものではない。同社はこれまでにも、サザエの殻を使った年賀状や、「煉瓦状」「はやすぎる年賀状」など、毎年異なるテーマで年賀状を創作してきた。創立15周年を迎えた今年は、初めて社外からもアイデアを募集し、寄せられた179案の中から「ねぎま状」が選ばれたという。

制作の過程にも、細かな工夫が見られる。はがき部分には画用紙、ネギ部分には紙粘土が使われ、約500通がすべて手作業で制作された。インターン生やボランティアを含む26人が作業に関わり、ネギの色や形にも一つひとつ違いを持たせた。完成後は、ライターやバーナーで軽くあぶり、樹脂を塗って強度とつやを出すなど、実物らしさを高める工夫が施されている。

こうした手間のかけ方に対し、インターネット上では「なぜここまでやるのか」「どうやって作ったのか気になる」といったコメントが多く見られた。効率や合理性が重視されることの多い現代において、時間と労力をかけて一つの表現を作り上げる姿勢が、印象に残った人も多かったのではないだろうか。

年賀状は、新年の挨拶を通じて人と人とのつながりを固める日本の伝統的な習慣である。近年はデジタル化の影響で、その役割は以前ほど大きくなくなっているが、「ねぎま状」は、年賀状という形式を活かしつつ、受け取る側の記憶に残る工夫を加えた例と言える。

担当者が添えた「本年もよろ串お願いします」という一文には、言葉遊びを通して相手との距離を縮めようとする意図が感じられる。日本のユーモアは、派手さよりも、言葉や形の工夫に重きを置くことが多、「ねぎま状」はそうした発想が日常の表現の中でどのように生かされているのかを示す一例である。

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