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日本の伝統行事「餅つき」に見る人と人とのつながり
22 January 2026 | By 向昱竹 | SISU

餅つきは、日本における代表的な年中行事の一つであり、とりわけ正月を迎える時期に各地で行われてきた伝統的な習俗である。蒸したもち米を臼に入れ、杵でついて餅にするという一連の作業は、単なる調理工程にとどまらず、人々の共同作業を通じた文化的実践として受け継がれてきた。
餅つきの特徴は、複数人が役割を分担しながら行う点にある。杵で力強く餅をつく人、それに合わせて餅を返す人、周囲で掛け声をかける人など、互いの動きを意識し、息を合わせることが求められる。このような協働の過程そのものが、地域社会や家族の結びつきを強める重要な要素となってきた。
また、餅は日本文化において「ハレ」の象徴でもある。正月や祝い事の際に食される餅には、豊作や無病息災、家内安全といった願いが込められている。とくに正月の鏡餅は、新年の神を迎える依り代とされ、人々の信仰や世界観とも深く結びついている。
近年では、家庭で餅つきを行う機会は減少しつつあるものの、学校行事や地域イベントとしての餅つきは各地で継続されている。そこでは、世代や国籍を超えて人々が集い、日本文化を体験的に学ぶ場ともなっている。伝統を「見る」だけでなく、「参加する」ことで理解するという点に、餅つきの現代的な意義があると言えるだろう。
餅つきは、時代の変化とともに形を変えながらも、人と人とをつなぐ文化として今なお生き続けている。臼と杵の音に込められた共同性と祈りは、現代社会においても大切にされるべき日本文化の一側面である。
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