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七五三に込められた願い──日本が守り続ける成長の祝い


07 December 2025 | By 冯义茹 | SISU

七五三は、日本に古くから受け継がれてきた子どもの成長を祝う年中行事であり、毎年十一月十五日を中心に行われる。三歳、五歳、七歳という節目の年齢を迎えた子どもが神社に参拝し、これまでの無事な成長に感謝するとともに、今後の健やかな人生を祈る習慣である。

三歳、五歳、七歳という年齢が選ばれたのには、古来より奇数が「陽数」とされ、めでたい数と考えられてきたことが大きく影響している。また、この年齢は当時の社会において身体的・精神的な発達の節目ともみなされており、それぞれに意味のある儀式が行われてきた。三歳の「髪置(かみおき)」は、男女を問わず幼児期に髪を剃る習慣があった時代、三歳を迎えて初めて髪を伸ばし始めることを祝う儀式である。五歳には、男児が初めて袴を着用する「袴着(はかまぎ)」が行われ、精神的に一段階成長したことを象徴した。七歳になると、女児が子ども用の付け紐の着物から、大人と同様に帯を結ぶ本格的な和服へと移行する「帯解(おびとき)」が行われ、社会的に「一人前の少女」として認められる意味を持っていた。

こうした歴史的な儀式は、時代の変化に伴って簡略化されながらも、現代の七五三に形を変えて受け継がれている。現在では、家族で神社を訪れて子どもの健康や成長を祈願し、神職からご祈祷を受けるのが一般的である。また、七五三を象徴するものとして知られるのが「千歳飴(ちとせあめ)」である。紅白で細長い形をした飴には、長寿や繁栄への願いが込められ、「千歳」の名の通り「千年も生きるように」という縁起の良い意味を持つ。飴が入れられる袋には鶴亀や松竹梅などの吉祥文様が描かれ、見た目にも華やかで子どもたちの楽しみの一つとなっている。

現代の七五三では、神社での参拝に加えて、写真館での記念撮影が大きな要素となっている。華やかな着物やドレス、袴をまとった子どもを中心に家族写真を撮影し、成長の節目を形として残すことが一般化した。とくに祖父母を含めた家族が集まり、三世代そろって祝いの一日を過ごすことも多く、家族の絆を深める貴重な機会ともなっている。

七五三の実施時期については、地域によって異なる場合がある。北海道や東北など寒さの厳しい地域では、十一月ではなく十月にお祝いを行うこともある。また、年齢についても「満年齢」で祝う家庭と「数え年」で祝う家庭があり、地域の伝統や家庭の価値観によって柔軟に選ばれている。こうした違いはあるものの、「子どもの無事な成長を喜び、将来の幸せを願う」という核心的な精神は全国に共通している。

七五三は、時代が大きく変わってもなお、多くの家庭に大切にされ続けている行事である。核家族化が進んだ現代においても、家族が一堂に会し、子どもの成長を喜び合う機会は貴重であり、七五三はその象徴的な存在となっている。伝統と現代の生活が調和しながら受け継がれ、子どもを中心とした家族の温かな時間を生み出す七五三は、今後も日本文化の中で大切に守られていくだろう。

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