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「トー横キッズ」について
24 October 2025 | By 张颖 | SISU
近年、SNSやネットニュースで頻繁に取り上げられている「トー横キッズ」という言葉をご存じでしょうか?

「トー横キッズ」とは、東京都新宿区歌舞伎町に位置する「新宿東宝ビルの横(トー横)」周辺に集まる若者たちを指す言葉です。主に中学生や高校生など、10代後半から20代前半の若者たちが中心となり、家や学校に居場所がない少年少女たちが、SNSを通じて新宿区歌舞伎町のTOHOシネマズ横の通路に集まります。ここでは飲酒、喫煙、オーバードーズ、リストカットなどの自傷行為を行う者も見られます。彼らは家庭や学校など、自分が属するべき場所を見つけられなかったり、社会の中で孤独感を抱えたりする中で、歌舞伎町という街を選び、居場所としているのです。
「トー横」には、数年前から青少年が集まり始めました。実際、警視庁のデータによると、「トー横」周辺での補導件数は、2020年に年間70件だったのに対し、その後は年々増加し、2022年には約580件、2023年には約950件に達しました。警視庁少年育成課は2024年12月16日、同年1月から11月にかけて「トー横」と呼ばれる一角周辺で少年少女計725人を補導したと発表しました。これは前年と比較して1割の減少です。その理由として、令和5年4月の東急歌舞伎町タワーの開業により、シネマシティ広場周辺や地下通路などに人々が分散したことが考えられますが、「トー横」に少年少女が集まる状況には依然として大きな変化は見られません。
そして、「トー横」に集まった少年少女は、悪意のある大人によってパパ活や援助交際などの、児童売春の被害にあったり、暴行、窃盗等の犯罪行為を行うことがあります。また、飛び降り自殺や性暴力などが頻発したことでも注目を集めており、若者の孤独や社会問題の一端を反映しています。
トー横キッズが直面する問題の根底には、家庭、学校、社会において「安心できる居場所」を失っていることが挙げられます。家庭内では、親子間の不和や経済的な困窮、虐待やネグレクト(育児放棄)などが原因で安心感を得られず、学校ではいじめや不登校、学業への挫折により孤立しています。さらに、社会全体から「役に立たない存在」と見なされる疎外感を抱え、頼れる大人が不在の孤独な状況に追い込まれています。このような環境の中で、歌舞伎町の「トー横」という自由で多様な場所を一時的な逃避先として選ぶ若者が増えているのです。
未だに、「トー横」周辺のネットカフェやホテルでは、複数人による滞在や児童売春が深刻な問題となっています。これは、監視の目が十分に行き届いていないことが一因ではないでしょうか。まずは現状を正確に把握し、ホテル業界と警視庁の連携を強化することが求められます。さらに、ホテル内にポスターを掲示するなどして、監視の目が存在することを周知させることも必要不可欠と考えます。青少年は、悪意を持つ大人に囲まれていることやその危険性を十分に認識できていないと考えられます。これにより、犯罪被害に遭うリスクが高いと言えるでしょう。この問題を解決するためには、まず青少年自身の認識を変えることが必要です。関係団体との連携を深めるだけでなく、青少年が頻繁に利用するSNSのツールを活用して啓発活動を行うことも重要だと考えます。
「トー横」問題は、単なる若者の集まりの問題に留まらず、社会全体が解決すべき重要課題であることを認識する必要があります。地域社会や行政が連携し、若者たちが安心して過ごせる環境を整備することが求められています。トー横キッズに関する問題は、今後も引き続き注目されるでしょう。彼らの存在を深く理解し、適切な支援を提供することが、より良い社会を築くための第一歩となります。
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