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ステレオタイプと異文化コミュニケーション
15 January 2022 | By 鄭星怡 | SISU
近頃、中国の SNS上では「細い目」が大きな話題になった。中国のある食品メーカーは「目の細い」モデルを起用し、商品の宣伝ポスターに用いた。それがきっかけに、ネットユーザーたちから「目尻を引っ張って目を細くする吊り目は西洋のオリエンタリズムに迎合し、中国人を意図的に醜態化している」と指摘され、物議を醸している。
美学の観点から細い目は醜いかどうかはさておき、まず欧米人のオリエンタリズムに関して述べたい。オリエンタリズム(orientalism)とは、言い換えれば東方趣味である。最初は西洋人の東洋に対する好奇心や憧れを抱くことを指すが、西欧の世界地位が高まるにつれて、「西洋人が自分の都合のいいように西洋以外を見る見方」という意味になっている。
実は、今の世界は長らく西洋文化を主流とし、西洋文化に支配されるといえる。西洋人の目から東洋文化を捉えた結果、東洋文化を分からないまま、自分勝手な想像を他人に押し付けるのだ。たとえば、西洋作品の中で細い目を持つのは普通アジアの人であり、髪を団子状にしてチャイナ服を着た女の子は一般的に中国人である。しかし、アジアの人々はみな細い目を持っているわけではないし、中国人はみなチャイナ服を着るわけでもない。このようなステレオタイプは異なる国の人々のあいだの共通点を無視し、表面的に目立った相違点を浮き彫りにした。
確かに、人は自分の知らないことについてまず一つ、二つの特徴でまとめてそれで安らぐようだ。しかし、そう簡単におさめると、「異」なところだけに注目し、外の世界と明確な境界線を引いてしまい、結局自分の世界に閉じこんでしまう。つまり、異文化コミュニケーションをするとき、「異」ということに関心を払わないで、もっと人としての共通点を見つけて交流したほうがいいと思う。
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