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『ケアの多様性、包摂性、公平性、持続可能性』
『ケアの多様性、包摂性、公平性、持続可能性』
主催:日本学術会議
対象:どなたでも参加いただけます。
定員:日本学術会議の講堂での参加については、定員になり次第締め切り、超過の際はオンライン参加とさせていただきます。
参加費:無料
開催日時:令和7年12月21日(日)13:00~16:00
プログラム:13:00~13:05 冒頭アナウンス
熊谷晋一郎(日本学術会議第二部会員、東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野教授)
13:05~13:10 開会挨拶
磯 博康(日本学術会議第二部会員、日本学術会議副会長、国立健康危機管理研究機構国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター長/理事長特任補佐)
13:10~13:55 第一部 ケア役割の配分における格差
13:10~13:25 話題提供1 エスニシティ・ナショナリティ:途上国のケア労働力の搾取
森山美知子(日本学術会議第二部会員、広島大学大学院医系科学研究科教授)
13:25~13:40 話題提供2 ジェンダー:子育てと仕事の両立、老々介護のジェンダー差
臼井恵美子(日本学術会議第一部会員、一橋大学経済研究所教授)
13:40~13:55 話題提供3 ヤングケアラー
門田 行史(自治医科大学ヘルスエクイティ地域共創センター副センター長)
13:55~14:25 第二部 ケアへのアクセシビリティの格差
13:55~14:10 話題提供1 地理的要素:ケアの地域格差:ケアニーズの高さとケアアクセシビリティの関係の修飾要因
佐藤 栄治 (宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科建築計画研究室教授)
14:10~14:25 話題提供2 強度行動障害のある人々の生活
日詰 正文 (独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園研究部部長)
14:25~14:40 休憩
14:40~15:10 第三部 持続可能なケアに向けた課題
14:40~14:55 話題提供1 生産活動と再生産活動の分離:ケアを受けながら働くこと
岩岡 美咲(一般社団法人わをん理事 頚髄損傷当事者)
14:55~15:10 話題提供2 支援者支援
大江美佐里(日本学術会議連携会員、久留米大学保健管理センター准教授)
15:10~15:50 総合討論
司会:山川みやえ(日本学術会議連携会員、大阪大学大学院医学系研究科統合保健看護 科学分野老年看護学准教授)
パネラー:森山美知子(日本学術会議第二部会員、広島大学大学院医系科学研究科教授)
臼井恵美子(日本学術会議第一部会員、一橋大学経済研究所教授)
門田 行史(自治医科大学ヘルスエクイティ地域共創センター副センター長)
佐藤 栄治(宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科建築計画研究室教授)
日詰 正文(独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園研究部部長)
岩岡 美咲(一般社団法人わをん理事 頚髄損傷当事者)
大江美佐里(日本学術会議連携会員、久留米大学保健管理センター准教授)
15:50~16:00 まとめ
西村 ユミ(日本学術会議第二部会員、東京都立大学副学長)
16:00 閉 会
申し込み:内閣府共通意見等登録システム - 内閣府 (cao.go.jp)
講座概要
少子高齢・人口減少社会が急速に進む日本では、これまでの制度や単一の学問の力では解決困難な複雑な問題が急増している。健康・生活科学委員会・臨床医学委員会合同共生社会に向けたケアサイエンス分科会が提案する「ケアサイエンス」とは、ケアに関わる複雑な問題の根拠を解明するだけでなく、多くの学問分野の連携のもと、あらゆる市民、行政、企業等と連携・協働して、〈新しいケア〉とケアを核とする社会モデルのあり方を模索し、共につくり上げていく学術と教育が連動する活動を意味する。この活動を通して、人々の暮らしにケアサイエンスとその成果を根づかせることで実現する相互支援社会を「ケア共同社会」と呼び、その構築を目標として掲げている。
本フォーラムは、誰もがケアし、ケアされるケア共同社会の実現に向けて、1)ケアサイエンスとケアの担い手について、2)ケア・イノベーションについて、3)ケアのあり方について、をそれぞれのテーマとする3回のシリーズの第3回目にあたる。これらの連続シンポジウム及び学術フォーラムにより、人間にとってケアをする/されることの意味やケアの双方向性・重層性など多方面からの考察を行い、ケアサイエンスという新しい学問的見地から、直面している問題の核心を探る。そして、関連する学問分野や実践活動の担い手、制度の担い手など多様な関連主体がより効果的に連携・協働できる提案や見解を見出すことを目的とする。
シリーズの第3回目となる本フォーラムでは、「ケアをめぐる格差と持続可能性」を主題とし、ケアの担い手と受け手の間に存在する様々な不均衡に焦点を当てる。第一部では、エスニシティ、ジェンダー、ヤングケアラーといった観点から、誰がケアを担わされているのかという役割配分の格差を考察する。第二部では、地域的条件や障害特性によって生じるケアへのアクセス格差が、当事者や家族の生活に及ぼす影響について検討する。第三部では、ケアを受けながら働くことの困難や、支援者自身の支援の必要性といった、ケアの持続可能性に関わる課題を取り上げる。総合討論では、参加者との質疑応答も積極的に行う。
本フォーラムを通じて、誰もが「ケアすること・ケアされること」を肯定的に引き受けながら生きられる社会=ケア共同社会の実現に向け、制度、実践、価値観の再構築を目指すものである。
