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「徽派文化」で飾られた黄山体験記


26 May 2017 | By 梁冠群 | SISU

「黄山・徽州を行く」文化体験の旅に参加した学生記者団メンバー梁冠群さん(国際ジャーナリズム専攻修士課程一年)の体験記

「徽派文化」とは、徽派建築をはじめ、独特な美を持つ多彩な文化のこと。料理の濃厚さ、彫刻の精巧さと芝居の悠久さが結び付き、黄山の麓に展開された「徽派文化」はただ一種の地域文化だけではなく、そこに生きる人々が伝承する、故郷や生活への愛である。幸せなことに、初めて黄山に来た私にも、「徽派文化」の美が感じ取れた。

ずっと中国の北方で育った私、いや、既に上海で四年以上生活していた私にとっても、南方の景色や魅力を徹底的に体験できたとは言えない。だから、かつて写真でしか見たことのない白壁と黒瓦の家々が目に映った時、初めて実感が湧いた気がした。黄山市は昔、「徽州」と呼ばれ、徽州文化の源である。ここでは、人間と自然のバランスがいつも取れている。黄山という自然遺産の名所だけでなく、古来から残された珍しい文化遺産も黄山人の誇りとして代々に伝わっている。祖先から受け継いだ技と思いを守るために、ここの職人は仕事に熱中している。竹の彫刻を体験して、私は職人の優れた技に感動を深く覚えた。

中国語には、「人傑地霊(傑出した人物が出て、その地も有名になる)」という意味の熟語がある。私の考えでは、黄山はまさにそういう所である。明清時代に活躍した「徽商」のおかげで、彫刻、版画工芸やお茶などの取引が盛んになり、今になっても、古い街をそぞろ歩くことだけで当時の光景を容易に想像できる。そして、徽州出身の朱熹、胡適や陶行知などの有名人も、それぞれの分野で大いに活躍した。

(茶畑ではしゃぐサンディさんたち)

今回の見学には外国語を勉強する外大生のほか、15カ国の留学生も一緒に参加した。中では、ネパールから来たサンディさん、偶然のチャンスで、バスで隣の席に座った。中国に来て2年目、サンディさんは上海外大に入って、中国語を勉強し始めた。中国の伝統的な文化が大好きで、費玉清の「一剪梅」をはじめ、年代感溢れる歌がすごく上手だった。地元の先生を真似してやった徽州の地方劇「黄梅戯」でも、玄人そっくりだった。更に、私の故郷山東省の話をしたら、曲阜や孔子などをすぐ思い出してくれて、本当にびっくりした。文化の力とていうことは、お互いに外国語を勉強する人同士ですぐに気づき、よく共有できるものだろう。サンディさんだけでなく、同行者の誰にでも、この五日間を通して、たくさんの友達を作っただけでなく、「徽派文化」の影響で中国語と中国文化を深く愛するようになっただろう。

(歌を披露するサンディさん)

このような「徽派文化」を楽しんだ一人として、本当に幸せだ。

(地元小学生と交流するサンディさん)

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