この頃、教育部が2017年度大学新設学部専攻の届け出と審査結果を公表し、上海外大が開設申請をしたスワヒリ語専攻が許可されたことが分かった。これで、本学の学部専攻が45に上り、文学、教育学、経済学、管理学、法学と五つの学科分野にわたり、そのうち言語文学専攻が31種類となった。

スワヒリ語（Kiswahili）は、バントゥー語群に属し、アフリカで使用人口が最も多い言語の一つとして、アラビア語、ハウサ語とともにアフリカ三大言語と称されている。タンザニア、ケニア、ウガンダなどの公用語であるほか、多くの国と地域でも用いられ、使用人口が1億人以上、アフリカ連合の作業言語でもある。

近年、上海外大は国が提唱する「一帯一路」に合わせ、「多言語＋」戦略を打ち出し、国と地域の発展のために重要人材の育成に取り組んでいる。ここ三年間で、すでにハンガリー語、ポーランド語、カザフ語、ウズベク語、チェコ語などの新専攻を開設した。ほかに、「スワヒリ語入門」、「基礎梵語」、「ウルドゥー語基礎」、「基礎マレー語」、「ジャワ語入門」、「パシュトー語入門」、「タジク語」など、数多くのマイナー言語科目も開講している。

今回新設されるスワヒリ語専攻は本学の東方言語学院に所属し、2018年秋に一期生が入学する予定で、修業年数4年、卒業生には文学士の学位が授与されることとなる。