中華民族共同体意識をさらに強固にし、国家通用言語文字の普及を促進し、民族地区での共通語普及堅塁攻略を推進し、新疆皮山県における小中学校教師の国家通用言語文字指導能力を効果的に向上させるため、上海外国語大学がペアリング支援として新疆ウイグル自治区和田地区皮山県教師の国家通用言語文字能力向上ための研修開校式が8月16日に正式に開催された。

開校式はネット中継の形で行われた。開校式には、上海外国語大学学長室主任兼農村振興活動指導グループ主任の蒋昕宇氏、上海外国語大学国家語言文字普及基地の周暁林執行副主任、上海外国語大学国際文化交流学院の張艶莉院長、上海外国語大学国際文化交流学院の党委員会書記の陳全生氏、研修プログラムの総企画者繆俊氏、専門家代表で国家普通話能力検定員の包国芳氏、新疆ウイグル自治区和田地区皮山県教育局研修発展センター長の劉烈峰氏、皮山県教育局言語研修プロジェクト担当者の李雪氏、そして研修生全員が出席した。開校式は上海外国語大学国際文化交流学院の朱建軍副院長の司会で行われた。

繆俊氏は研修生にプロジェクトの基本状況を紹介した。教育部語用司の統一的な配置により、プロジェクトの指導グループと手配グループは、皮山県の参加教師の具体的な状況に踏まえ、科学的かつ体系的に研修プログラムと実施内容を策定し、音とリズム、音調の識別から文字と単語の発音まで、理論的基礎、授業応用から文化伝播まで、多方面にわたる研修を実施し、研修生の多段階かつ多様な学習ニーズを満たすために尽力した。その後、研修専門家代表の包国芳氏が挨拶し、研修の具体的な目的、内容の配置、学習方法などを紹介した。

李雪氏はスピーチの中で、上海外国語大学が新疆の教育最前線にいる教師たちに学び、探求し続ける機会を作ってくれたことに感謝の意を表した。また、研修生が意識を高め、この機会を大切にし、積極的な姿勢で研修に打ち込み、質・量ともに充実した研修を修了することを期待していると述べた。研修生代表のアジェアグリ・マムティ先生は、明確な目標を持ち、紀律を厳守し、謙虚に学び、団結し助け合い、国家通用言語文字能力向上に努め、皮山県の教育発展に貢献したいと述べた。

張艶莉院長はスピーチの中で、国家通用言語文字の普及を推進することは、各民族の中国文化アイデンティティを高め、言語コミュニケーションを通じて心と運命の疎通を促進する重要な措置であることを明らかにした。国際文化交流学院がこの研修プログラムを主催するのは、今年で4年連続となる。国際文化交流学院は例年通り、研修生に質の高いオンラインコースと豊富な学習リソースを提供し、研修が円滑に実施されるよう全力を尽くす。張艶莉院長は、研修生が断固として目標を目指し、困難を克服し、自ら進んで学習し、学習経験と成果を自分の仕事に生かし、青少年教育とキャンパス文化の建設、農村振興と地域の発展に貢献し、国家通用言語文字教育を真に新疆とここの人民の心に深く根ざすものにすることを希望した。

最後に、周暁林教授は挨拶の中で、教師の国家通用言語文字能力向上研修を実施する重要な意義を強調し、今回の研修を契機に、双方が積極的にオフライン交流を行い、長期的な支持と協力の枠組みを構築し、皮山県の小中学教育と言語文字の普及を新たなレベルに押し上げることに期待を寄せた。