2023年3月19日、「第6回中日大学院生学術フォーラム」がオンラインで行われた。 同フォーラムは大阪産業大学孔子学院が主催し、中国駐大阪総領事館・上海外国語大学孔子学院事務局・上海外国語大学日本文化経済学院・大阪産業大学国際学部が共催した。

開幕式では、大阪産業大学の吉川耕司学長が、上海外国語大学および中国駐大阪総領事館の日頃の支援に心から感謝し、出席した専門家や大学院生に厚く歓迎した。

中国駐大阪総領事館の方維総領事代理は挨拶の中で、大阪産業大学孔子学院が設立し10年間、日本社会における中国語人材への需要を満たし、中日両国の人々の友好交流を展開するために行ってきた諸事業を高く評価した。また、中日大学院生学術フォーラムは、中日両国の青少年が学びあい、共に学び、共に進歩する好状態を十分示していると指摘した。

上海外国語大の李永剛学副学長は挨拶の中で、大阪産業大学孔子学院は設立以来、常に中日文化交流の先駆者を担い、両国、特に両国の若者の相互参考・交流・信頼を見届け、推進してきたと述べた。 大学院生中日学術フォーラムは、孔子学院による最も人気と影響力を誇るブランド活動の一つで、中日両国の若い学生の研究視野を広げるほか、両国の学術交流の形を豊かにし、両校の学術建設・発展にも寄与している。

フォーラムは午前と午後に分かれている。 午前、上海外国語大学・復旦大学・同済大学など中国大学側の博士課程学生5人が、研究成果を日本語で報告し、千里金蘭大学の明里千章教授をはじめとする5人の日本人教授がコメントと指導を与えた。午後、京都大学と立命館大学の修士・博士課程の学生5人が、中国語で研究成果を発表し、南京大学の孫江教授を含む5人の中国人教授がそれぞれコメントと指導を行った。先生達は、論文の問題点に対し、オンライン指導の他、メールなどを通じて修正コメントも送った。

閉幕式では、上海外国語大学孔子学院事務局の馮輝局長が、中国側の大学院生受賞者を発表し、上海外国語大学の陳瑶が1位、罗梦頔、邢修强が2位、同済大学の吴丽霞と復旦大学の敖爽が3位を獲得した。

中国駐大阪総領事館教育部の周連・李洛冰副領事、上海外国語大学孔子学院事務局の葛奇超副局長、上海外国語大学日本文化経済学院の高潔院長及び盛文忠副院長、中日新聞社の孫立編集長も同フォーラムに出席した。