４月の初めにオープンした多言語絵本サイト「ライフツリー」には、10以上の言語に翻訳された中国発のコロナ対策関連の絵本が、無料で数多く公開されている。わずか数日で53ヶ国から20000回近くのアクセスが見られた。

このサイトは国際児童図書評議会（IBBY）の議長を務めている張明舟氏（上海外大OB）の呼びかけでスタートしたもので、僅か1ヶ月で、50以上の出版社と絵本作家から著作権提供の承諾をもらい、英語、日本語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、韓国語、フランス語、ドイツ語、タイ語、ポルトガル語、ペルシャ語と、10以上の言語に翻訳することとなった。翻訳者はすべてボランティアで、そのうち、80%以上は上海外大の教師と学生たちだった。200名を超える外大ボランティアのうち、高級翻訳学院から180名で最も多く、他に西方言語学院と東方言語学院からの参加者もいた。全部で81冊の絵本が外大ボランティアによって翻訳された。