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二十四節気 その二十二――冬至


22 December 2024 | By 王瑜丹 | SISU

20241221日、中国人は二十四節気の一つ「冬至」を迎えました。冬至は二十二番目の節気で、毎年の1221日から23日の間に当たります。この日に太陽が南回帰線に直射し、北半球では昼が最も短く、夜が最も長い日となります。

中国では、冬至が古くから重視されており、「阴极之至,阳气始生」(陰極まれば陽に転ずる)という時期とされ、新たな循環の始まりを象徴してきました。ゆえに、この日は新年の予兆とされ、新年に匹敵するほど重要な日と見なされてきました。中国語で言えば「冬至大如年」になります。

こんな大事な日に、中国人は何をして祝うのでしょうか。祖先を祭ったり、祈願したりするでしょう。そして一番注目されているのは、食事のことだと思います。冬至にかかれば、必ず中国北方地域と南方地域の「争い」を引き起こします。それは、この日に餃子を食べるのか、それとも湯圓(タンユエン)を食べるのか、という伝統風習の違いです。

中国の北方では、冬至の日に餃子を食べるのが代表的な習慣の一つです。これは東漢時代の名医である張仲景を記念するために由来したものだと言われています。張仲景は「祛寒嬌耳湯」という羊肉と薬草を耳の形に包んで茹でた料理で、人々のしもやけを治ったという。そして人々は張仲景をまねて、餃子など耳の形の料理を作って寒さを和らげます。冬至に餃子を食べることも次第に習慣として定着してきました。

中国の南方では、冬至の日に湯圓を食べるのが一般的です。湯圓は米粉で作った団子で、「団結」や「円満」を象徴しています。南方の人々は湯圓を食べて冬至を祝い、家庭の幸福と和睦を祈るのが習慣となっています。

餃子や湯圓のほかに、地域によってまた他の食物も冬至の定番になっています。例えば、江蘇省蘇州市では、冬至になったら、人々は必ず「」という米粉と金木犀の花びらで醸造された冬至限定のお酒を飲みます。四川省では、冬至の日に羊肉スープを飲むのが習慣となっています。

中国伝統文化における重要な節気として、冬至は中国人の知恵と感情を反映しています。このように、地域によって冬至の風習は異なっていますが、共通しているのは冬の寒気を追い払い、暖かく元気に新しい段階を迎えるという前向きな心です。2024年ももうすぐ終わりを迎え、2025年が手を振りながら私たちを待っています。一緒に暖かい気持ちになって、希望に満ちた新な一年を迎えましょう。

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