マスコミ対応

SISU News Center, Office of Communications and Public Affairs

Tel : +86 (21) 3537 2378

Email : news@shisu.edu.cn

Address :550 Dalian Road (W), Shanghai 200083, China

関連情報

帝国劇場の変革と前進ー新たな「帝劇」へー


20 November 2024 | By 羅寧 | SISU

  •  

  •  

  •  

帝国劇場は1911年に開設され、現在の帝劇は1966年に完成した「2代目」である。この二代目の帝劇は、半世紀以上にわたり演劇やミュージカルの上演で親しまれてきた。

二代目帝劇の開場記念公演では、二世中村吉右衛門の襲名披露が行われた。この公演は旧帝劇の記憶をつなぐ役割を果たすとともに、新たな時代のスターを紹介する意味も込められていた。続いて、菊田一夫が長年夢見ていた『風と共に去りぬ』が開幕。当時の常識を覆す豪華なキャストと壮大なスペクタクルは、1960年代の演劇界を象徴する大きな出来事であった。

さらに、新作ミュージカルや古典劇、世界文学や映画の名作を舞台化した作品など、多様なジャンルの作品が上演された山田五十鈴、司葉子、美空ひばりといった銀幕の大女優たちが登場し、「女優劇」の隆盛を支えた。これは映画と演劇が幸福に融合していた最後の時代とも言える。

しかし、この流れも1973年に菊田一夫が亡くなると徐々に変化していく。1977年には、蜷川幸雄が『三文オペラ』で帝劇に初登場。その後も蜷川は、秋元松代作の『元禄港歌』や『近松心中物語』、さらにシェイクスピア作品の演出を手掛け、1970年代の演劇界を象徴する話題を提供した。菊田一夫と蜷川幸雄という対照的な演出家が紡いだこの時代の帝劇は、60年代から70年代にかけての演劇界の移り変わりを象徴する場でもあった。

現在の帝国劇場は、老朽化に伴い隣接するビルとともに建て替えが決まっている。これに伴い、20252月をもって一時休館することが発表され、東宝は休館前に帝劇の歴史を彩ってきた数々のミュージカルを上演するとしている。

今、11月の帝劇、堂本光一主演の『エンドレスショック』が上演中、12月から20252月にかけては、多くの世代に愛される名作『レ・ミゼラブル』が上演される予定である。そして、20252月の最終公演では、帝劇に出演してきたミュージカル俳優たちによるスペシャルコンサートが開催される予定である。

なお、新しい帝劇の開場時期については、現在未定とされている。

共有:

マスコミ対応

SISU News Center, Office of Communications and Public Affairs

Tel : +86 (21) 3537 2378

Email : news@shisu.edu.cn

Address :550 Dalian Road (W), Shanghai 200083, China

関連情報