日本の侍、かっこいいのに髪型はなんとかならなかったのか？そんな思いを持っているのは私だけではないとおもいます。こんな髪型、どうしたらこうなるのか？

この髪型やってくれと言われても、拒否しますよね？

世界中、さらに歴史上、いろいろな髪型がありますが、このチョンマゲはかなり異質な存在。さらに上司から無理やりやらされていたわけでも、嫌がらせでということでもなく、自分で望んでやっていたというのだから驚き。

侍は戦うために兜を被ります。が、これ、蒸れるんですよ。暑いんです。そりゃそうです。日本の暑い夏、鉄製の兜に当たった太陽光でガンガン兜内の温度は上がります。なら少しでも涼しくしようと頭頂部を剃ってしまったのが始まり。頭頂部がハゲ始めて懸命に髪の毛を育てている現代男子とは逆に自ら剃ってハゲにする。そして横と後ろだけは伸ばしていくと髪の毛を束ねたりするようになるわけです。そんな中、誰が始めたのでしょうね？

束ねた髪の毛を頭の上にのっけたら、あれ？なんかかっこいいぞ？ということになったようです。

現代人が見たらかっこよくないですけどね…

それが発展していき、侍といえばチョンマゲ、となったのです。ちなみにチョンマゲ、剃った頭頂部はどんどん毛が生えてきます。それを毎日のようにちゃんと剃る。これがちゃんとした見なりの、そして高い身分の侍の証だったのです。

現代風にちゃんと髪の毛が生えていて、束ねているだけの人。剃ってない人というのは、侍としては良い身分ではないというイメージを持たれたようです。そしてこのチョンマゲ、時代ごとに流行りというのがあったようです。

こんな髪型が流行って、それが町民の間でも流行っていた国、日本。初めて日本にきた外国人はびっくりしたことでしょう。「なんだこれ、真似したくないよ」と思ったはずです。

ちなみに、地球温暖化が進み、みんなが帽子をかぶって出かける時代がきたら、暑さ対策でチョンマゲブームが再びきたりするとでも思いませんか。