昨年10月、中国は第二十回党大会を開催し、党と人民の事業が収めた歴史的な成果を振り返り総括した。最も大きな成果の一つとして、2020年に小康社会の全面的完成という歴史的任務を完遂し、一つ目の百周年の奮闘目標を達成したことであり、人民の獲得感、幸福感、安全感が一層高まった。

貧困脱却堅塁攻略戦を実施するには最も困難で最も重要な鍵は農村で、村民の真実の状況と体験が全面的小康状態にあるかどうかを直接に現れている。メーデーの連休に友達と杭州に行って、有名な景勝地の西湖と霊隠寺を見物した。一番印象に残っているのは、霊隠寺への観光バスの運転手さんが、とても誇らしげな口調で、霊隠村の発展現状を説明してくれたことだった。霊隠村は霊隠寺景勝地の中にあり、周りの民宿、商店、喫茶店などもすべて霊隠村の跡地だという。見ってわかるように、現在の霊隠村はもはや汚れている以前ではなく、既存の資源を活用して、積極的に集団プラス個人的経済発展モデルを実施している。仏教の聖地、歴史的茶文化の利点をうまく利用して発展しているサービス業を通して、村民は経済発展の最大の受益者となる。運転手さん本人も昼は観光バスを運転しているが、夜は帰って茶を炒って、年末は集団経済協同組合の配当があるそうだ。霊隠村を紹介したその軽快で誇らしげな口調から、彼の今の生活が幸福で保障されていることが分かった。また、党の指導によって、村民たちの生活が本当によくなってきたことをも証明している。

習近平主席がおしゃった通り、小康社会の全面的な完成にも共同富裕の道でも、一人たりとも落後してはならない。現在、貧困脱却堅塁攻略戦の任務は予定通りに完了し、絶対的貧困と地域的な貧困が解消され、農業と農村の発展は新たな歴史的成果を収めた。続いて、社会主義現代化国家を全面的に建設する新征途において、全人民の共同富裕におけるより顕著で実質的な進展を遂げるために、農村の振興は鍵となる一環だ。つまり、民族が復興するには、まず農村が振興しなければならない。今、農村振興を全面的に推し進めるよう、全党と全社会が力を挙げて農業と農村の現代化を加速している。将来、党の指導の下で、霊隠村のような社会主義新型農村が多くできて、全人民はすばらしい生活を送ることができると信じている。

小康社会は中国のみのことだと考えている人がいるかもしれないが、実はそうではない。絶えず富裕になる中国人民、絶えず発展・進歩する中国は、世界の平和を守る上に、共同発展を促進するのにプラスのエネルギーを注入し、美しい世界を建設する中国の力を示している。というのは中国は小康社会を全面的に完成させるのが自らを発展させるだけでなく、世界にも希望と幸福をもたらすのだ。