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百年歴史の“生き証人”――上海徐家匯カトリック教会


05 April 2023 | By 徐秋艶 | SISU

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暖かくてのどかな春の日に花見に行くのは素晴らしいことだ。桜に限らず、4月が始まったこの頃、チューリップはもうつぼみの姿ではなく、生き生きと咲いている。今はチューリップの見ごろではないかもしれないが、思わず見たら嬉しくなった。満開しているチューリップに出会ったのは、徐家匯カトリック教会に入る前のことだった。そう、今回は花見ではなく、カトリック教会を見学するためのお出かけだ。

実はカトリック教徒ではないが、インターネットからその教会に関する解説を聞いて、興味を惹かれた。そして、やってきた。上海の徐家匯にあって「徐家匯カトリック教会」としてよく知られているが、もう一つの名前は「聖依納爵堂」である。1910年に建てられ、上海ひいては全国の重要な文物として、徐家匯カトリック教会は百年以上の歴史を持っていて、数回の修繕を経たとしても、今は立派に聳えている。中に入って見学するには事前予約が必要だが、無料である。

教会の外観は典型的な中世ヨーロッパのゴシック式で、両側には高さ約60メートルの鐘楼があり、その尖ったてっぺんには、二つの十字架が空に突き刺さっている。見た目だけでもわくわくするというなら、ホールに入った途端、粛然とした気持ちになり、一気に落ち着ける。中央には祭壇があり、そこに聖人の彫刻が施され、鮮やかな色彩で飾られている。両側は見学通路になっていて、小さな祭壇や壁のステンドグラスの窓が見られ、それらによって『聖書』の物語が描かれている。そして、中心にはバラの窓があり、本物のバラの姿ではないが、愛と神聖さを表しているとされる。本当にここにいたら教会の壮大な外観だけではなく、その内装の美しさにも圧倒された。また、カトリックについてもっと知りたい方は、こちらの解説者から詳しく聞くこともできる。

さて、教会の用途といえば、カトリック関係の日常行事のほか、結婚式も兼ねており、多くの新人が愛の誓いを交わす場所として利用されているそうだ。これはすこし考えるだけでも素晴らしいことだと思う。

それに、カトリック信者でなくても、今の教会は神秘的で距離感がある存在ではなくなるため、パードレの福音を悟ったり、聖歌隊のハーモニーを聞いたりすることで宗教の神聖さを実感するのは人生を豊かにするための一つの試みではないかと。

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