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アフターコロナ時代、若者の「マスク依存」


01 April 2023 | By 屠晶 | SISU

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コロナがだんだん終息する中、新学期がスタートを切った。文部科学省の出した通知では、学校でのマスク着用が個人任せになっている。ある中小学生に向けた意識調査結果によると、多くの若者はマスクを外すことを嫌がっているそうで、つまり若者の「マスク依存」現象が目立つ。さらに注目すべきなのは、マスク着用を続けたい理由に、自分の見かけへの自信不足や恥ずかしさなど、心理的な理由が並んでいることだ。

新型コロナが流行る中、マスク着用が日常生活の一部になった。言うまでもなく、マスク着用は自分自身の健康を守るために重要で、感染対策の欠かせない一環である。一方、意識調査の結果から分かるように、マスク着用は自信がない箇所を隠す手段でもある。また、マスクがあることで、顔の表情がはっきり見えなくなり、無表情でいてもあまり気づかれないことから、社交はより楽になると思うときもある。そう考えると、「マスク依存」の心理は理解できる。

ただ、長い目で見ると、いち早くそんな心理から抜き出す方がいいと思う。なぜなら、まず専門家が指摘した通り、マスクを外すことが、自分自身を受け入れることの訓練になる。多様性が重んじられる現代社会において、個性を受け入れることが重要である。自分の顔そのままを笑顔で向き合うことは、自分の個性を受け入れる第一歩といえよう。また、特に強制がなくなった今ごろ、マスクで顔を隠す行動は、些細ながらも、そこからは自信のなさが滲み出るものだ。マスクがあることで楽な場合とは反対に、面接や仕事のような自分の気持ちを相手に十分に伝えなければ、信頼関係が築きにくくなる場合もある。怖さを放置したままマスク姿に慣れると、マスク離脱を余儀なくされる生活が一層息苦しくなる。したがつて、主に心の病でマスク着用にこだわる若者たちに対し、むしろ「マスクを外そう」と呼びかけたい。

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