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中日の大学院入試にはどんな違いがあるか?(その一)
28 December 2021 | By 石琳 | SISU
2021年25日から27日まで、中国では2022級全国統一大学院入試が三日間かけて終了した。各大学の推薦入試リストが発表されたから、今回の試験をもって2022級大学院志望者全員が1年間の準備をやっと終えることになる。
大学院とは、大学で学んだ知識や理論を応用し、さらに専門分野へ踏み込んで学術的な研究を行う場所である。就職条件が厳しくなるにつれ、大学院への進学を選択する大学生がますます増えている。中国と日本は同じ東アジアの教育先進国であっても、大学院入試にはさまざまな違いがあり、主として入試形態と入試内容との二つに分けられる。
まずは入試形態について説明を行う。
中国の学士資格を持つ修士志望者は主に「推薦入試」と「統一試験」との二つの形態で採用資格を取ることができる。学士資格を持たない社会人などは「同等学力試験」に合格してから「統一試験」を通して進学できる。各大学院が以上の入試形態で入学者リストを決定し、それをホームページで公表して一定期間経過後に正式な入学を確定する。そのうち、「推薦入試」とは、大学時代で学部で成績優秀だった学生が、内部あるいは他の大学院に進学する際に利用できる入試制度である。受験資格を得るためには「一定以上の成績」を収めている必要があり、学部での学業を疎かにせず励む必要がある。
日本の大学院入試は概ね四つに分けられる。「一般入試」と「推薦入試」の場合は中国とほぼ異同がなく、大学を卒業した人、あるいは卒業見込みの人が「一般入試」で受験するに対して、「推薦入試」を利用できるのは通常、一定以上の成績を修めて内部進学をめざす学部生である。それに、「社会人入試」とは基本的には大卒の社会人を対象としている試験で、中国の「同等学力試験―統一試験」という社会人向け入試形態とは違い、筆記試験がないなどの特徴があり、「研究計画書」が合否判定の大きな材料となる。そのほか、近年では人物重視の「アドミッション・オフィス入試(AO入試)」を大学院入試に取り入れるケースも増えてきていて、社会人入試に採用している場合もあり、学生・社会人など枠を規定せずに行っている大学院もある。
(入試内容のご紹介はその二で)
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