マスコミ対応

SISU News Center, Office of Communications and Public Affairs

Tel : +86 (21) 3537 2378

Email : news@shisu.edu.cn

Address :550 Dalian Road (W), Shanghai 200083, China

関連情報

中日の教員免許の取得方法に注目


02 December 2021 | By 柏安安 | SISU

1030日に、中国の各地域で「中小学校教師資格試験」が行われた。この試験は「教員免許」を取得するためのテストである。実は、中国でも日本でも、教師になるために教員免許が必要である。ここでは中日両国の教員免許の取り方に注目しよう。

日本の教員免許状と教員採用試験

日本では教員養成課程のある大学・短大などで学び、必要な単位を修得して卒業。その後、各都道府県の教育委員会に授与申請することで普通免許状が取得できる。

例として高校教師になる方法を紹介。大学院修士課程で、あるいは4年制大学で所定の科目を修得し、卒業してはじめて「高等学校教諭免許状」(普通免許状の一種)が取得できるようになる。短大卒では取れない。

また、各都道府県・政令指定都市が行う「公立学校教員採用選考試験」に合格することが必須。教員採用試験の内容は自治体によって異なっているが、筆記試験のほか、適性検査、面接、実技、模擬授業などが行われる。

教員採用試験に合格すると、成績順に「採用候補者名簿」に登載され、その後、赴任先の学校が決まると、正式教員になるということになる。

中国の中小学校教師資格試験

中国では、教師になるためには、上記の中小学校教師資格試験に合格して、「教師資格証」を取る必要がある。

教師資格試験では筆記試験と面接が行われる。筆記試験は「総合素質」、「教育知識と能力」と「学科知識と教学能力」の三つに分けられている。レベルについて、幼稚園、小学校、中学校(中学校も高校もこれ)の三つある。筆記試験の内容も試験時期も全国同じ。

例えば、中国では高校英語教師になりたいなら、筆記試験の「総合素質(中学校)」、「教育知識と能力(中学校)」と「学科知識と教学能力(英語・中学校)」に合格する必要である。ただし、一部の学科の教師を目指す人にとって、三つ目の試験を受けなくてもいい。日本語教師がその一例。三つ目の試験の代わりに、面接で教学能力をテストする。

そこで注意すべきなのはまず、筆記試験の中で、たとえ一つの科目でも合格しないと、面接に進まないことになるということ。つまりすべての科目に合格しなければならないという。そして、各科目の成績が2年内でしか認められるということ。

筆記試験に合格してはじめて、面接試験に進むことができる。その後面接にも合格したら、教師資格証を取得できるようになる。

共有:

マスコミ対応

SISU News Center, Office of Communications and Public Affairs

Tel : +86 (21) 3537 2378

Email : news@shisu.edu.cn

Address :550 Dalian Road (W), Shanghai 200083, China

関連情報