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2022年度 上智大学言語教育研究センタ-FD講演会


習得研究から日本語教育へ-誤用分析・コ-パス研究・シャド-イングを繋ぐもの一

講師 :迫田 久美子 氏

広島大学 特任教授·副理事(日本語教育担当)国立国語研究所 名誉教授(日本語教育研究領域)

開催日:2023225()15:00-16:30

会 場 :上智大学四谷キャンパス6号館2201教室

対 象 :日本語·言語教育全般に関心のある教員および学生

参加方法:事前申込不要·参加費無料(学外からの参加も可能です。)

 

 

「研究は、教育に生かせるのだるうか」これは、大学教員になってからずっと考えてきたテ-マです。講演や発表で習得研究やコ-パス研究の話をすると、「日本語教育とどう関係があるのですか」とよく聞かれました。私自身は、「いい日本語教師になる」というゴ-ルに向かって走っているつもりなのですが、沿道で応援してくれている人には伝わらないようで「習得研究やコ-パス研究は、日本語教育とはあ末り関係がかいと思われることに驚きました。本講演では、長年の教師生活を経て第二言語習得研究に出会い、学習者言語の分析の面白さを発見し、そして現在のシャド-イング研究に至るまでの経緯を紹介したいと思います。これまでの日本語の習得研究を振り返り、また、学習者コ-パスを作った経緯を示しながら、「現場の日本語教師が研究するために必要なことや「研究者が日本語教育の現場で教えるために必要なこと」について考え、冒頭の「研究は教育に生かせるのか」という疑問について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 

 

講演者紹介

略歴:広島大学大学院博士課程修了(教育学)専門は、第二言語習得研究·コ -パス言語学·日本語教育学。大学卒業後は数年、英語教育に従事し、その後日本語学校などで非常勤講師として日本語教育に携わる。日本語教育を専門的に学ぶために40 歲で大学院に進学。修了後、広島大学で17年間勤め、その後。国立国語研究所日本語教育研究情報センタ-長を経て、広島大学に復帰し、副理事·森戸国際高等教育学院特任教授を務める。主な共·著書として、『中間言語研究一日本語学習者による指示詞コソアの習得一』(渓水社)、『日本語学習者の文法習得」(大修館『日本語教師のためのシャド-イング指導」くろしお出版『改訂版 日本語教育に生かす第二言語習得研究」(アルク)『日本語学習者ロ-パス-JAS 入門」(<ろしお出版)等がある。

 

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