第12回世界孔子学院大会が12月12日に西安で開催され、国務院副総理、孔子学院本部理事会主席の劉延東氏が出席し、基調講演を行った。13日午前、「孔子学院と民心の繋がり」をテーマとして大学学長フォーラムが開かれ、上海外国語大学の李岩松学長が第六分科会の座長を務め、「心の繋がりに助力する孔子学院」と題して発言した。

李学長は、「孔子学院は窓口のように、世界に中国の言語、文化、歴史と現状を理解してもらうと同時に、架け橋のように各国と民族の文化をつないでいる」と述べた。ここ十数年来、上海外大はアジア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカにある９つの大学と共同で孔子学院を建設し、これまで中国と外国の民心交流の促進に積極的な役割を果たしている。李学長は孔子学院の建設と発展について、「和、惠、享、通」という四つのキーワードを掲げた。つまり、平和を大切にすると同時に各国の国民に恩恵を及ぼし、優れた教育経験を分かち合う孔子学院を建設することで、国民同士の心の通い合いを図るということである。

年に一度の孔子学院大会は世界中の孔子学院の盛会で、教育界のダボスフォーラムとも称され、今年で12回目を迎えた。140か国と地域の大学学長と孔子学院代表2500人近くが参加し、期間中に15のフォーラムが開かれ、その目的は孔子学院の建設経験を総括し、世界各国との交流と連携を深めることである。