この頃、教育部、財政部、国家発展改革委員会が共同で「世界一流大学と一流学科を目指して建設する大学および学科リストの公表に関する通達」を出し、世界一流大学と一流学科（いわゆる「二つの一流」）を目指して建設する大学と学科のリストを公表した。リストには、世界一流大学を目指す42校と世界一流学科を目指す95校が含まれており、上海外国語大学の「外国言語文学」学科が「世界一流を目指して建設する学科」に入選した。

上海外国語大学は中華人民共和国成立後に創設された初の外国語高等教育機関で、新中国外国語教育発祥の地の一つとして知られている。「世界への理解、未来を形作る（詮釈世界•成就未来Interpret the World, Translate the Future）」という大学運営理念のもと、率先して「多言語＋」の戦略を進め、「言語の習得、関係国家事情の理解、特定分野の専門性」に優れた「卓越国際化人材」の育成に注力しつつ、国別地域研究及びグローバル知識分野における鮮明な特色を有する世界一流の外国語大学を目指している。

近年、国と地域の発展に必須の人材備蓄を提供するため、本学では「戦略的言語」学科の建設が進められている。本学で開講されている言語はすでに32種類（英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語、日本語、ギリシア語、イタリア語、ポルトガル語、韓国‐朝鮮語、ペルシャ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、スウェーデン語、オランダ語、ヘブライ語、ウクライナ語、トルコ語、ヒンディー語、ハンガリー語、ウズベク語、カザフ語、ポーランド語、チェコ語、ウルドゥー語、マレー語、スワヒリ語、ジャワ語、パシュトー語、中国語）に達し、ほかに、ラテン語、古代ギリシア語、サンスクリット語、古英語、エスペラントなど、古代言語と人工言語の講義も行われている。