朗読スタンド、携帯なし閲覧室、ヒューマンライブラリー、読書研究会……4月23日の「世界本の日（世界図書・著作権デー）」にちなんで、本学の松江キャンパスで一連のイベントが企画された。

朗読スタンド

図書館の一階にある朗読室が設けられ、そこで好きな本を自分の声で朗読できる企画。プロ並みの設備を通して、参加者は朗読の楽しみや文章に込められた思いを味わうのである。

読書研究会

「思索講壇」今学期二回目の読書研究会として、イギリス研究センター郭小雨先生を招き、アリストテレスの名作で西洋初の倫理学著作である『ニコマコス倫理学』の解読をしてもらった。

ヒューマンライブラリー

デンマーク生まれの「ヒューマンライブラリー」は、人を「本」に見立てて、読書以上のものを獲得するため、その人と話しあうイベントである。

今回は教師２名、校友3名、在学生2名を招き、読書の感想などを話し合っていただいた。本学の劇団メンバーによる台本朗読コーナーも設けられた。

携帯なし閲覧室

当日、図書館第一閲覧室は携帯なし閲覧室に設定され、入室の際、各自の携帯を封筒に入れ封をすることが求められた。「携帯なし」で一定時間勉強し続け、開封されていない封筒を受付に提示すれば、プレゼントがもらえる仕組みとなっている。

ほかに、図書のミニ展示会や「オリジナルのしおり」を作る企画などもあった。

今回のシリーズイベントには、読書の重要性を意識してもらうと同時に、読書に積極的に参加してもらう狙いがある。また、当日は「春のOBの集い」も企画され、卒業生と教師及び学生らが交流し合い、互いに親しくなるきっかけにもなった。