この前、教育部により「国家智慧教育平台」の立ち上げ式が行なわれた。第一期のオンラインコースとして、上海外国語大学の50コースが世界の学習者に公開されることになった。

「国家智慧教育平台」は教育部のリードで発足した教育デジタル化取り組みの段階的な成果の一部であり、幅広い分野における良いコースが組み込まれている教育サイトである。第一期に公開されたコースは２万に達し、13学科及び92の分野を網羅している。その中に、上海外国語大学の「翻訳にコツあり」（翻译有道）など国家クラスコースや、上海市一流の学部課程と評された50のMOOCsが含まれている。「国際組織概説と分析」「マクロ経済学」「健康管理」及び「体を鍛えるヨガ」といった４つのコースが国際的な教育サイトAICL愛課程に組み込まれ、世界の学習者に公開されている。

2015年、上海外国語大学が初めて「異文化コミュニケーション」という英語でのオンラインコースを開設した。2018年以来、MOOCsの開設に力を入れて、MOOCs開設ための指導グループを立ち上げ、コース開設ための指導セミナーを行い、情報技術と教育改革の結びつけを全面的に推し進めてきた。今、学校のプロジェクトに入れられたMOOCsは87となり、そのうち公開されたのは54にのぼり、総受講者数は述べ120万を超えっている。コースの品質は学習者に十分に認められ、広く賞賛されている。

上海外大では、常に次の四つの方面からオンラインコースの推進に励んでいる。

１　徳を立てて人を育て、政治思想教育をMOOCsに盛り組む

校内授業の政治思想教育改革を深めることに伴い、関連コースの開発グループでは思想・政治教育の要素を深く掘り下げ、外国語の学習知識と思想・政治教育を緊密に結びつけようとしている。例えば、「中国伝統祝日文化」のコースでは、スペイン語で中国の伝統祝日及び文化的意味を語ることで、現代の大学生が中国の伝統文化を認め、伝統祝日文化の伝承を重視し、中国文化を発信する能力を磨くことが期待されている。

2 優位性を発揮し、多言語のオンラインコース開設を促進する

大学では、外国語文学学科の優位性を十分に活かし、優れた人材とよい資源を集め、大学の特色を生かしたオンラインコース開設を促進している。今、公開された言語学習に関するコースは36あり、いずれも質のよく、サービス・機能の整えているコースで、学校内外の学習者から好評をもらった。

３　海外へ発信し、世界の高等教育に寄与する

上海外国語大学では、またも国際的なMOOCsサイト「Future Learn」と連携して共同開発した「異文化コミュニケーション」は、アジアで三番目、中国で初となる国際的なMOOCsである。その後、相次ぎに開設された「初級中国語入門」、「初級中国語文法」などの授業に200各国と地域の学習者に加入してもらっており、上海外国語大学のMOOCsがブランド化となりつつある。

４　活用を重視し、オンラインとオフラインの有効結合を図る

MOOCs開設の重きを活用することに置く。MOOCsの開設を推し進めるほか、公開されたMOOCsと校内のコースとの結びつきを積極的に促している。オンラインとオフラインを結合するには、先生が授業の特徴をふまえて、科学的かつ適切な組む合わせをする必要がある。そうして、伝統の授業とオンライン授業が補完しあうことが期待できる。

上海外国語大学では、コースの人材育成という基本機能を発揮させた上で、更なる質の良いコースの開設を重視している。ここ5年間、上海外国語大学の7MOOCsが国家一級学部課程に、16MOOCsが上海一級学部課程に評価され、33MOOCsが上海市レベルと国家レベルの賞をとり、170コースが国家レベルと上海市レベルの教育建設関連プロジェクトに入れられた。上海外国語大学は「国家智慧教育平台」サイトへの協力をきっかけに、教育デジタル化のチャンスを掴み、MOOCs開設を積極的に進め、高レベルの教育情報化をもって教育の現代化を導き、教育理念・パターン及び教育内容・方法の革新を模索し、大学教育のデジタルか改革と質の高い発展のための、上海外国語大学なりパターンと提案を貢献する。