夏ほど暑くも冬ほど寒くもないで、秋はスポーツを展開するのに最適な季節だ。10月に入り、体育の日がやってくる。日本の有名な祝日の一つとして、体育の日の歴史は50年以上続いている。

体育の日はもとより、1966年に国民の祝日に制定され、毎年10月10日と決められていた。その日付の由来は、1964年にさかのぼって、東京オリンピックが開催された日をもとにしている。面白いことに、東京五輪はもともと夏に開催されるべきなのに、なぜ10月10日に決められていたのか。一つ理由は、7～8月の本州はちょうど梅雨前線が停滞した影響で、天候がぐずつく確率が高いということだ。もう一つは、10月の「晴れの特異日を利用した」ということだ。

1964年の東京オリンピック競技大会の開会日を記念するために、体育の日は「スポーツに親しみ，健康な心身を培う」ということを趣旨としている。その後、「ハッピーマンデー」という制度が導入されたので、2000年から体育の日は毎年「10月の第2月曜日」と決められた。

2020年、体育の日は正式にスポーツの日に改名された。その改めたきっかけは、2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックということだ。「体育」という言葉が学校の授業のイメージを持つ場合もあるかもしれないという意見があるし、東京オリンピックの開催をきっかけに、体育の代わりに世界的に広く使われている「スポーツ」という言葉を使う。