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清明


05 April 2022 | By 賈思遠 | SISU

いよいよ上海は暖かい快適な天気になったと思いきや、ここ数日の気温が再び急に下がり、寒々とした日々に戻っている。「なるほどまさしく上海の天気だな」と感心する以外どうすることもできない。このような淡々とした心細さを感じながら今年も「清明」を迎えようとしている。

清明、祝日化されたため今では殆ど「清明節」と呼ばれるが、もともと「二十四節気」の一つである。古代の中国で、絶対的な柱となっている農耕活動が季節に大いに左右される。それを知る目安として、太陽の運行をもとに人々が発明した暦のような区分手段が「二十四節気」である。その中で、「清明」は「春分」に次ぐ節気で、たいてい新暦の45日ごろの時期を指している。現在では清明節といえば「三連休」と「お墓参り」のイメージがするかもしれないが、「清明」に纏わる風習などは数多くあり、以下で代表的なのを紹介していく。

墓参り

清明の墓参りは中国語で「掃墓」と言い、家族の先祖たちや故人を偲ぶ厳な行事である。日本にも「お盆」があるように、墓参りは人々にとって大きな意味を有している。清明の墓参りの場合、食べ物や酒などの供物を供え、蝋燭や線香をあげるほか、故人があの世で金に困らぬように「冥幣」と呼ばれる紙幣をかたどった札束を燃やす習わしも一般的となっている。近年では新型コロナウイルスの影響でネット上の墓参りサービスも提供されるようになり、21世紀ならではの光景だ。

青団子

中国の南部地域では、青団子(中国語で「青团、チントゥアン」)を食べる風習があり、特に上海では青団子の人気が非常に高い。例年には青団子を売る店の前で大行列が作られたという記事が清明の頃にしばしば見かける。日本のよもぎ団子と少し似ているが、青団子の一番の特徴はその草のような緑の生地と生い茂る草むらを連想させる爽やかな香りである。春の雰囲気に包まれながら青団子を頬張ることに無限のセレモニー感が見出せる。

上海外大の食堂でも青団子で春を味わえる

 

 

「寒食」

 「寒食」は昔、伝説で山で焼死した介子推を弔う行事である。「寒食」の期間では火を使わずに生活することを行事とし、主に冷たい食事が特徴的である。「清明」とほぼ同時期の行事で、「清明」ほど重要視されていないため、だんだん清明節に吸収され、現在ではその「寒食」の習わしもほぼ消滅している。

「踏青」

 「踏青、ターチン」は中国語で、「行楽、郊外での散策」を意味する。清明の頃は植物が芽生え、冬の凋落を耐え忍んで万物が蘇る時節でもある。よって、冬の寒さで遠出を慎んできた人々はよく34月に公園や山野までツアーをする。この時期はちょうど清明節の三連休があるため、清明節で「踏青」する人が多い。

 

公園で春の美しさを満喫する人々(人民網から)

 

 

清明                                                                                           清明

清明时节雨纷纷                清明の時節 雨紛々

路上行人欲断魂                路上の行人 魂を断たんと欲す

借问酒家何处有                借問す 酒家何処にある

牧童遥指杏花村                牧童 遥かに指す 杏花村

 杜牧が詠んだこの詩は清明なのに全く春めいていないという心折れそうな雰囲気を醸しながら、きっと酒場が見つかるだろうという希望が秘められている。この頃、上海も新型コロナウイルスの感染の波に突如襲われ、厳しい状態になっているが、きっと先にうららかな春が待っていると希望を抱くことが大事だと思う。

 

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